ロシアで反プーチン派を狙ったスパイウエアが出回る

(CNN) 4日に大統領選が行われたロシアで、当選したプーチン首相に反対する人々を狙ったコンピューターウイルスが出回っている、とウイルス対策ソフトメーカー、米シマンテックが警告している。

ロシアでは当選したプーチン首相に対する抗議集会を呼び掛ける大量のスパムメールが出回っており、このメールに添付されているワード文書と見られるファイルにトロイの木馬(Trojan.Dropper)と呼ばれるプログラムが仕込まれているという。

シマンテックの公式ブログの7日のエントリーによると、このスパムメールが出回り始めたのは大統領選翌日の3月5日ごろだという。

メールの件名には、「全員、デモへ」「行動指示」「平等な選挙のための会合」など、デモへの参加を促す言葉が書かれている。また本文は、添付ファイルに知っておくべき情報が含まれているとし、受信者にファイルを開くよう強く迫っている。

ユーザーがファイルを開くと実際に文書が開き、偽の反プーチン集会の告知と会場の場所を示した地図が表示されるが、ファイルは同時にトロイの木馬型ウイルスをユーザーのパソコンに埋め込む。

同ウイルスは一度コンピューター内に入ると、ユーザーのファイルを上書きし、完全に削除してしまう。そしてユーザーのパソコン内でさんざん暴れまわった後、そのパソコンをクラッシュさせる。

ウイルス対策ソフトはすでにこのマルウエアに対応しているが、シマンテックはブログ上で次のように警告している。「いつも通り、勝手に送りつけられた添付ファイル付きのメールには要注意だ。それらのメールはロシアの大統領選のようなイベントを利用して送られることもある」

Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120310-00000010-cnn-int