IPA、コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況および相談受付状況【2012年第3四半期(7月~9月)】

IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:藤江 一正)は、2012年第3四半期(7月~9月)のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出(*1)状況および相談受付状況をまとめました。

1.コンピュータウイルス届出状況
 2012年第3四半期[7月~9月]の届出件数は2,595件(内、感染被害届出は2件)と、2012年第2四半期[4月~6月]の2,660件から65件の微減での推移となりました。また、2012年第3四半期の検出数は69,738個と、2012年第2四半期の52,565個から17,173個増加での推移となりました。
 ウイルス別届出件数では、XM/Larouxの亜種の感染活動が活発なため、徐々に件数が増加しています。
 ウイルス別検出数では、W32/Mydoom、W32/Netskyが多く検出されました。

2. 不正プログラム上位10種類の検出状況
 2012年第3四半期[7月~9月]の不正プログラム上位10種類の合計検出数は、77,345個と、2012年第2四半期[4月~6月]の67,715個から9,630個の増加となりました。
 主に海外の宅配会社等の伝票情報を装って感染を試みるInvo、広告を表示させるプログラムの総称であるAdware、オンラインバンキングのID/パスワードを窃取するBancosが多く検出されました。

3. コンピュータ不正アクセス届出状況
 2012年第3四半期[7月~9月]の届出件数は合計38件(前四半期比約181%)であり、そのうち被害があった件数は36件(前四半期比240%)となりました。
 IPAに届けられた38件(前四半期21件)のうち、実際に被害があった届出は36件(前四半期15件)と全体の約95%を占めました。また、実際に被害があった届出(36件)のうち、原因の内訳は古いバージョン使用・パッチ未導入が7件、ID・パスワード管理不備が3件、設定不備が3件、などでした。

4. 相談受付状況
 2012年第3四半期(7月~9月)のウイルス・不正アクセス関連の相談総件数は2,819件でした。そのうち「ワンクリック請求」に関する相談が717件、「偽セキュリティソフト」に関する相談が95件、Winnyに関連する相談が19件、「情報詐取を目的として特定の組織に送られる不審なメール」に関する相談が6件、などでした。

IPA
http://www.ipa.go.jp/about/press/20121017.html