「グレーなアプリも検出」、シマンテックのAndroid向けセキュリティ製品

 シマンテックは2012年12月5日、Android搭載機器向けセキュリティ製品「ノートン モバイルセキュリティ」の新版を発表した。ウイルス(マルウエア)検出機能に加えて、迷惑な動作をする可能性がある「グレーウエア(グレーなアプリ)」を検出する機能も備えた。また、一部機能については、iPhoneなどのiOS搭載機器にも対応した。新版は、Google PlayあるいはApp Storeで11月20日から既に提供されている。

 ノートン モバイルセキュリティは、Android搭載スマートフォンやタブレット向けの統合セキュリティアプリ。ウイルス検出や紛失盗難対策、危険なWebサイトへのアクセスを遮断する機能などを備える。

 新版では、ウイルスとは呼べないものの、ユーザーによっては迷惑だと思う動作をするアプリ(同社では「グレーウエア」や「その他のリスク」としている)を検出する機能を備えた。

 例えば、Androidの通知領域に広告を出すアプリや、Webブラウザーのブックマークやホームページを勝手に変更するアプリ、表示画面にアイコンを勝手に追加するアプリなどが、グレーウエアに該当するという。

 同社では、グレーウエアだと考えられるアプリを定義ファイルに事前に登録。ノートン モバイルセキュリティは、定義ファイルと照合することで、検査対象のアプリがグレーウエアかどうかを判断する。グレーウエアとして登録されている場合には、そのアプリの詳細を表示し、ユーザーにアンインストールするかどうかを尋ねる(図)。ウイルスを検出した場合とは異なり、自動的には削除しない。

 今回の新版では、連絡先あるいは電話帳のデータをバックアップする機能を備えた。シマンテックのサーバーに自動的にバックアップを保存し、いつでも復元できるようにした。

 iPhoneなどのiOS搭載機器に対応したことも新版の特徴。ただし、連絡先のバックアップ機能と紛失盗難対策機能しか備えない。ウイルス対策や危険なWebサイト対策などの機能はない。「今後、機能を増やしていきたいと考えている」(シマンテック リージョナルプロダクトマーケティング シニアマネージャの吉田一貫氏)。

 製品の利用に必要なアカウント(コード)は、同社オンラインストアや量販店で購入する。価格はオープン。同社オンラインストアでの価格は、有効期間が1年の製品が2980円、2年の製品が5480円。アプリ本体は、Google PlayあるいはApp Storeからダウンロードする。

ITpro
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